こんにちは。おそうじマニアです。
以前話題となり、おそうじマニアも記事にした次亜塩素酸水。
(以前の次亜塩素酸水の記事はこちら。)
製品評価技術基盤機構(NITE)の発表で次亜塩素酸水の今後を左右する新展開がありましたので簡単にお伝えします。
製品評価技術基盤機構(NITE)とは何をしている機関?

製品評価技術基盤機構(NITE)とは、日本国内で販売させている商品の安全性を確かめたり、注意喚起をしたりする機関となっています。
今回で言うと、新型コロナウイルスの感染拡大に対応するために、経済産業省の要請に応じ、アルコール以外の消毒方法が有効性なのかどうかの評価判断を行なっています。
現在日本政府としては、新型コロナウイルスの感染拡大が問題となり、除菌用アルコールなどが不足し医療機関や老健施設など本当に必要な人や施設へ消毒剤が行き届かない事態が発生しました。
そごで除菌用アルコールの代替消毒液として爆発的に需要を伸ばしたものが「次亜塩素酸水」です。
しかし、需要増に伴い中国などの海外製の製品が増えたり、有効成分の濃度や誤った使用方法を推奨する製品があったりと、その効果に疑問の声が上がりました。
そこで先日NITEが発表した中間報告の内容が「次亜塩素酸水は危険」というような間違った報道が拡散されて社会問題となりました。
製品評価技術基盤機構(NITE)が認めたコロナ対策

6月26日(金)製品評価技術基盤機構(NITE)が新型コロナウイルスに対して有効な消毒・除菌方法次亜塩素酸水について発表しました。
界面活性剤について
新型コロナウイルスに対して有効といている界面活性剤は下記のとおりです。
- 直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム(0.1%以上)
- アルキルグリコシド(0.1%以上)
- アルキルアミンオキシド(0.05%以上)
- 塩化ベンザルコニウム(0.05%以上)
- 塩化ベンゼトニウム(0.05%以上)
- 塩化ジアルキルジメチルアンモニウム(0.01%以上)
- ポリオキシエチレンアルキルエーテル(0.2%以上)
- 純石けん分(脂肪酸カリウム(0.24%以上)
- 純石けん分(脂肪酸ナトリウム(0.22%以上)
界面活性剤とは簡単に言うと洗剤のことです。
みなさんにイメージしやすい商品を場所別にまとめてみました。
【台所用洗剤】
除菌ジョイ コンパクト(プロクター・アンド・ギャンブルジャパン製)
【キッチン用洗剤】
スクラビングバブル油汚れに強いキッチンクリーナー(ジョンソン製)
【お風呂用洗剤】
ルックプラス バスタブクレンジング(ライオン製)
【トイレ用洗剤】
トイレマジックリン 消臭・洗浄スプレー ツヤツヤコートプラス(花王製)
ご家庭で使う洗剤を少し変えてみるだけで新型コロナウイルス対策になりますのでぜひ参考にしてみて下さい。
製品評価技術基盤機構(NITE)で有効と判断された家庭用洗剤のリストはこちらです。(6/26版)
次亜塩素酸水について

有効塩素濃度35ppm以上の次亜塩素水で十分な量を使用すれば新型コロナの代替消毒として有効であるとする検証結果を発表しました。
次亜塩素酸水は35ppm以上の濃度があれば20秒後に99.99%以上のウイルスが死滅したと認められました。ただし、消毒する際に、まず表面の汚れをよく落とし、十分な量を使用する必要がある
引用:製品評価技術基盤機構(NITE)
経済産業省も新型コロナウイルスに有効な消毒・除菌方法についてまとめていますので、ぜひ参考にしてみて下さい。

次亜塩素酸水の注意点

あくまで次亜塩素酸水が有効と認められただけで少量でなんにでも効く万能消毒液ではありません。
アルコールのように少量をかけるだけでは新型コロナウイルスやその他ウイルスに対しては効果がないと考えましょう。
拭き掃除に使用する場合は、目に見える汚れをあらかじめしっかり落としたうえ、有効塩素濃度が80ppm以上のもので表面をヒタヒタにぬらし、20秒以上置いてから拭き取って使用すべきだとしています。
流水で掛け流して使う場合は同じく汚れをしっかり落としたうえで有効塩素濃度が35ppm以上のものを使って表面に残らないよう拭き取ることを徹底しましょう。
まとめ

除菌用アルコールが不足していた中、活躍していた次亜塩素酸水が認められたことは非常におそうじマニア的には非常にうれしいことです。
消毒だけではなく、清掃や消臭に応用することで無限にも次亜塩素酸水を活用することができます。
ぜひみなさんも第2波に備えて常備してみてはいかがでしょうか。
次亜塩素酸水に関連する記事はこちらです。
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